オルト矯正(ORT矯正)
症例写真

No.04

永久歯の生えるスペースがない/口があいている

8歳/男児

治療経過を写真でみる

■ 正面

Before

2017.3.4

After

2019.3.30

初診時には、永久歯が生える隙間のなかった歯並びが、
顎が正しく成長したことで前歯の永久歯がきれいに並びました。

■ 上の歯並び

Before

2017.3.4

After

2019.3.30

初診時には、乳歯よりもさらに大きな永久歯が生えるためのスペースがありませんでしたが、
ORT矯正を行ない、正しい鼻呼吸や、舌の位置を獲得し、バイオブロック装置で拡大したことで
永久歯もきれいに並ぶほどの顎の成長を獲得することができました。

■ 

Before

2017.3.4

After

2019.3.30

初診時は顎の成長が乏しく、頬・鼻の辺りの中顔面が引っ込んでいましたが、
ORT矯正の中で鼻呼吸を確立したことで中顔面が前方に正しく成長しました。

■ 姿勢

Before

2017.3.4

After

2019.3.30

初診時には、まっすぐ立つことができず、反り腰でお腹が突き出た姿勢をしていましたが、
終了時には、若干の前傾姿勢ではありますが、まっすぐに立つことができるようになりました。

年齢・性別
症状
上下叢生、上下狭窄歯列、鼻閉、習慣性の口呼吸、低位舌
原因

根本的な原因は鼻づまりによる口呼吸が習慣的になり、
それによって舌が正しい上あごの位置から下に落ちてしまい、
口唇・舌正しく機能しないことから、間違った嚥下が習慣になり
さまざまな代償性原因に繋がり、結果的に顎の成長が悪くなってしまった。

治療内容

全体:2年間のトレーナープログラム
(2年間の間で月1回の来院を24回、その間4か月間のみ装置の調整で2週間に1回来院)
根本原因の改善:鼻呼吸の確立のためのトレーニング、バイオブロックによって鼻気道の確立
代償性原因の改善:舌・口唇・嚥下・姿勢を改善させるためのトレーニング
トレーニングと平行してバイオブロックを1回使用(1回の使用は4か月間)
2年間の治療終了後はマウスピースの

治療費
440,000円(毎回再診料は別途)
動的治療期間
2年間
リスク・副作用

・歯の移動に伴って痛みや違和感を感じることがあります。
・オルト矯正(ORT矯正)治療は本人のやる気がなければ成功しません。
・終了後も口腔筋機能が正しく保持されない場合に後戻りをする可能性があります。
・歯の移動により歯肉が退縮することがあります。
・治療期間は個々の歯並びの重症度によっては治療期間が延びる可能性があります。
・本人、ご家族のコンプライアンスが得られない場合に治療を中断することがあります。

治療に用いた主な装置

マイオブレース、リップトレーナー、バイオブロック、フェイスマスク

抜歯部位
なし
担当医師
井上敬介
担当トレーナー
大坪美春