
よくある相談
お子さんの歯の生え変わりについて、よくこんなご相談をいただきます。
- 「6歳の子どもの下の前歯、乳歯が抜けていないのにその後ろから大人の歯が生えてきた」
- 「下の前歯が二重に並んで見えるけど大丈夫?」
- 「永久歯が出てきたから、乳歯は早めに抜いた方がいいの?」
- 「歯がガタガタに見えて、このまま歯並びが悪くならないか心配」

こうしたご心配はとても自然なことです。
今回は、歯の生え変わりの仕組みや、注意してほしいポイントをお話しします。
はじめての生え変わり
多くの場合、5歳頃から8歳頃にかけて乳歯から永久歯への生え変わりが始まります。
最初に生え変わることが多いのが「下の前歯」。はじめての経験で、不安を感じる親御さんも多いと思います。

永久歯が生えるカギは「乳歯」!
「永久歯が生えてきたら、すぐに乳歯を抜いた方がいいのでは?」と思う方もいらっしゃいます。
でも、必ずしもそうではありません。
乳歯は、ただの“仮の歯”ではなく、永久歯が正しい位置に生えてくるための大切なガイドです。
特に下の前歯は永久歯の方が大きいため、顎の成長と乳歯が抜けるタイミングが合わないと、永久歯が並ぶスペースが足りなくなってしまうことがあります。むやみに早く乳歯を抜いてしまうと、両隣の歯が倒れ込んできて、かえって永久歯のスペースが狭くなることもあるのです。
下の前歯が“二重”になるのはよくあること
「乳歯の後ろから永久歯が出てきた!」というのは、実はよくあるケースです。
永久歯が乳歯を押し上げ、乳歯の根っこは少しずつ吸収され、やがてポロンと抜け落ちます。
見た目に驚いてしまいますが、多くは自然に整っていくのであわてなくて大丈夫です。
こんなときは抜歯を検討しましょう
とはいえ、次のような場合は歯科で抜いてもらった方が安心です。
- 乳歯がグラグラしていて食事や会話がしにくい
- 少しだけ残った乳歯が引っかかって痛みを感じる
- 永久歯や周りの歯に悪影響が出そうな場合
自然に抜け落ちるのが理想ですが、無理せず歯科医師に相談してくださいね。
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