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こども予防歯科・矯正クリニック

クリニックについて

生まれる前から歯医者さん?

2021.05.18

「何歳から廃医者さんには行った方がいいの?」とよく聞きます。 1歳半検診までは自治体や保健センターでの歯科検診がありますが、それから先は幼稚園や小学校に入る前まで歯医者さんとは触れないお子さんも多くいらっしゃいます。しかし、2歳から3歳くらいの間に乳歯が生えそろって、6歳になるころ永久歯が生えてくることを考えると、この時期こそ歯の健康やお口の機能について知っておいてほしいことがいっぱい!

さらに言えば、妊娠期にママの体がママになる準備をしていくように、お腹の中の子どもも、生まれてからおっぱいがスムーズに飲めるように練習をしていると言われています。今回は、赤ちゃんや妊娠期でも歯並びへの影響があるのかとアイデンタルクリニックで行っている3歳未満の子ども向け予防歯科「パオクラブ」についてご紹介します。

妊娠中の姿勢で赤ちゃんの歯並びに影響は?

一般的に妊娠中のママの姿勢が赤ちゃんに及ぼす影響については、現在においても研究が少なく因果関係についてもあまり知られていません。

ただし赤ちゃんは、お腹の中で指しゃぶりをしており、生まれてからすぐおっぱいを飲めるように練習しているということはわかっています。ママのお腹が狭くなると、胎児が手を口に持ってきたりすることができず、その練習ができなくなりがちです。生まれてから赤ちゃんが上手におっぱいを飲めることは、お口の発達にもつながります。また、赤ちゃんが上手におっぱいを飲むためには、赤ちゃんの舌の裏にある紐のようなスジ(舌小帯)の状態によります。私たちの医院では、妊産婦さん向けのクラブ(パオクラブベイビー)で助産師さんの力を借りながら、よりお母さんのサポートができるようにしています。

妊娠中は赤ちゃんがお腹の中で動きやすいように、姿勢を正し、できるだけ広いお腹の環境をつくってあげることが、妊娠中のママにとって重要なことだと当院では考えています。

歯並びがよくなる抱っこの仕方はあるの?

これも直接的な因果関係についてはあまり知られていませんが、可能性という意味では赤ちゃんの間違った抱っこの仕方で、頭が後方に落ちて口がポカンと開きやすい姿勢になってしまうことがあります。赤ちゃんの頭が後方にもたれた際、口が開いた経験があるママも多いのではないでしょうか?

これはおんぶ紐などでおんぶされている時も同じです。赤ちゃんの口が常に開きやすい姿勢だと、正しい舌の位置や飲み込みがうまく出来ず、結果歯並びが歪む要因となってしまいがちです。 お口を閉じやすい位置で赤ちゃんの頭を支え、首がすわるまでは背中を丸く抱っこできると、赤ちゃんは体がつっぱらず楽な姿勢になり、お口が閉じて正しい呼吸や飲み込みなどをしやすくなります。

歯が生える前から取り組む予防歯科「パオクラブベイビー」

アイデンタルクリニックでは、妊婦期から生後1年までの親子を対象に、この時期に必要なことをお話しする「パオクラブベイビー」という予防を目的とした親子教室があり、常滑市内に限らず愛知県内からも多くの親子が通っています。

妊婦期には、お腹の中で赤ちゃんがゆったりできるように、お母さんの姿勢や生まれてからの授乳の仕方、妊娠中にリスクの高まる歯周病と早産の関係などをお話ししています。

また生後0~6ヶ月では、正しい授乳や抱っこの仕方、離乳食の準備についてママとお子様にお伝えしています。離乳食が始まると当クラブの「もぐもぐ会」に参加し、実際に赤ちゃんが食べているところを見ながら歯科衛生士から指導を受けたり、時にはママ達の悩みに答えたりしています。

授乳や離乳食を通して赤ちゃんは正しい筋肉の使い方を学び、顎は良い成長を遂げます。生後1年の顎の成長は凄まじいものがあり、歯並びを心配される方は早期に歯科へかかることをお勧めします。

まとめ

いかがでしたでしょうか。赤ちゃんがお腹にいるとき、ママの姿勢やライフスタイルが歯並びに直接影響があるかどうかは現在の研究でまだまだわかっていないことも多いですが、お腹の中で健やかに育つためにママが気にすること、心がけることの1つとしてお腹の中で動きやすい環境を作ってあげることが重要です。

また生まれてからは、おっぱいの飲み方や呼吸、抱っこ時の姿勢など歯並びが悪くなる原因を作らないようにするための努力が必要だと言えます。

またクリニックでは、毎月第4金曜日に「妊産婦歯科検診」「はじめての歯医者さん説明会」を行っており、マイナス1歳からの歯並び予防としてここでお伝えしたことをわかりやすくお話ししています。ご興味がある方は、WEBサイトから予約できますのでぜひ参加してみてくださいね。