スタッフBlog

2015年5月23日 土曜日

学校歯科健診

小学校や中学校で、毎年おこなわれる歯科健診。


健診の用紙に、
『むし歯があります』と書かれていれば、
親御さんとしては心配でしょう。
すぐさま、むし歯治療をしてもらわなくっちゃ・・・


子を思う親の気持ちは、きっとみんな同じ。


私どもの医院でも、ここ最近多いのは、
「学校検診でむし歯だと言われたので、早く診てもらえますか?」
という内容の電話。



学校における健康診断の考え方としては、

(1)子供の成長の状況を把握すること。
(2)潜在する疾病を早期に発見して適切な処置を講ずること。
(3)生涯の健康のための教育効果を高めることが目的であり、
  健康であるかどうかふるい分けるためのスクリーニングであり、
  医学的な立場からの確定診断を行うものではない。

とあります。



学校での歯科検診といえば、
座った状態のお子さんの正面からお口の中を覗き込んで、
むし歯や歯肉炎、あごの関節などの状態を確認します。




歯科医院で設備の整った状態で検診するのと比べると、
正直、診断しにくいこともあるでしょう。




歯科医院での診療室では、
患者さんにも術者にも極力負担のないように、
見やすい角度にチェアがリクライニングし、
お口の中全体が照らされる無影灯があります。

過去のカルテやレントゲン写真や口腔内写真などの資料もあるので、
それが進行性のむし歯かそうでないかも一目瞭然。



しかし、学校での健診は、
一年に一度、それもごく限られた時間の中での健診です。

上記にもあるように、
医学的な立場からの確定診断を行うものではなく、
あくまでも健康かどうかのスクリーニング(ふるい分け)。


ですから、むし歯の疑いなどがあれば、
かかりつけの歯科医院でしっかり診断してもらうようにと、
あの用紙を渡しているのです。



中には、小さなむし歯があったとしても、
それはずいぶん前からむし歯になっていたとしても、

家庭での歯みがきや食習慣のコントロールと、
定期的に通う歯科医院でのメンテナンスで、
それ以上大きくむし歯が進むことなく、
現状維持している場合があります。

それを、『経過観察』と呼んでいます。

決して、治療せずに放ったらかしにしているわけではありません。


状態をしっかり把握して、そのためのケアも怠らないでいるからこそ、
むし歯が大きく進むことなく、現状維持できるわけです。


かえって、その小さなむし歯を削って詰めたりすると、
逆に汚れがたまりやすくなったり、
より大きく削るために歯がもろくなったりしかねません。


そういう状態であっても、
学校歯科健診では「むし歯」は「むし歯」としてカウントしますから、
「むし歯があります。かかりつけ歯科医院に行きましょう。」と
なるわけです。



ですから、学校健診で
「むし歯があります」などと書かれた用紙をお子さんが持ってきたら、
まずはお子さんのお口の中をしっかりのぞいてあげてください。

そしてどこの部分がむし歯になっているのか、
そのむし歯はいつ頃からあって、
痛みなどの症状があるのかどうか、
歯みがきは上手にできているのか、
お子さんと一緒に確認しながら、まずは親御さんが関心を持ちましょう。


そして、かかりつけの歯科医院があれば、
そこでどんなふうに言われていて、
今後どういう予定にしていると言っていたか、思い出してください。



私たちの医院で、定期的継続的にメンテナンスで通っている方には、
『予防手帳』というファイルをお渡ししていて、
口腔内写真や治療計画、おすすめの予防方法などを書いた、
個別の資料を用意しております。



ただ、かかりつけの歯科医院がない。
悪くなった時に治療の目的でしか通ったことがない。

という方は要注意。
ご自身でも気づかないうちに、むし歯が進行しているかもしれません。


ぜひ、こういった健診をきっかけに、
悪くなってから治療に行くのではなく、
悪くさせないために予防に行く、という観点で歯科に通いませんか?

投稿者 医療法人 真稜会 I Dental Clinic

アクセス


大きな地図で見る〒479-0831 愛知県常滑市錦町1-22-2
名鉄常滑線多屋駅から徒歩15分
営業時間:AM9:00~PM18:00
休診日:木曜日、日曜日、祝祭日

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