スタッフBlog

2013年4月25日 木曜日

I Dental Clinicでの滅菌システムについて


「スタンダードプリコーション」という言葉をご存知ですか?


「全ての患者が感染者である」
という前提での標準予防策のことです。

私達I Dental Clinicでは、
予防中心の診療スタイルに変わった時から、
「ワールドスタンダードな医療」を合言葉に、
感染対策、安全対策においても手を抜いておりません。


紙コップや紙エプロンなどの使い捨ての物以外の器具・機械類に関しては、医療機器に見合った滅菌法及び包装材料の選択が必要です。


I Dental Clinicでは、洗浄→すすぎ→消毒→乾燥 を
自動的におこなう熱水消毒器
「Mieleのジェットウォッシャー」を使用しています。



この「Mieleのジェットウォッシャー」は、
感染の原因となる血液や唾液などのタンパク汚れを落とすだけでなく、93℃の熱水ですすぎをおこなうので、
素手で触っても安全なレベルまでの消毒ができます。
手洗い洗浄と違い、機械洗浄なので作業者によって洗浄のばらつきがありません。

一見、食器洗浄器のようなものですが、
一般的な食器洗浄器は水温が60℃までしか上昇しないため、消毒効果が認めらていません。
業務用の食器洗浄器の場合は、すぐに高温の蒸気を噴きかけますが、タンパク質は55℃以上の高温になると凝固してしまうので、逆に汚れが取れなくなります。

この「Mieleのジェットウォッシャー」は、
タンパク質が凝固しないように冷水から予備洗浄プログラムをおこなうため、一般的な食器洗浄器と業務用の食器洗浄器のデメリットを補い、洗浄・消毒・滅菌に関してのISO15883で規定された消毒条件(93℃、5分)を満たしています。


ジェットウォッシャーで洗浄・消毒した後の器具類は、
滅菌器にかけます。


I Dental Clinicで使用している滅菌器は、
医療先進国のヨーロッパ企画EN13060においてクラスBの条件をクリアした「バキュクレーブ31B+」です。



この「バキュクレーブ31B+」は、
真空と蒸気の注入を交互に繰り返すことにより、
チューブ状内部や多孔体内部の残留空気を抜き、
蒸気を細部の奥まで行きわたらせることが可能です。

通常の滅菌器(クラスN)は、
完全真空になっていないまま滅菌行程がはじまるため、
チューブ状の内部は滅菌されているとはいえません。

あらゆる感染性微生物、HIV、HBV(B型肝炎)、MRSAなどを死滅させ、BSE、クロイツフェルト、ヤコブ病の原因であるプリオンまで失活させることが可能です。


歯を削る時などに使うタービン、コントラなどのハンドピースは、
外部のみならず内部の洗浄も不可欠です。

「バキュクレーブ31B+」でも滅菌は可能ですが、
I Dental Clinicでは、シロナ社製の「DACユニバーサル」を使用し、
内外部の洗浄、滅菌、オイル注入まですべてボタン一つで完結できます。



ヨーロッパでは、この洗浄器とクラスBの滅菌器の設置が義務付けられていますが、日本ではまだ義務付けられておらず、この両方を備え付けている医院は、わずか数%しかないと言われています。(2013年現在)


滅菌された器具を実際に使用するまでの間は、無菌性が保持されなくてはなりません。

滅菌バッグの密封方式にはいろいろありますが、
I Dental Clinicでは、ヒートシール方式を採用しています。
バッグシーラーで熱をかけることにより、密閉される仕組みです。

滅菌バッグが滅菌行程中に剥がれにくいシールの幅は、10mm以上と言われており、I Dental Clinicでは12mmと規定を充たした「euroseal」を使用しています。



最近、アメリカのオクラホマ州の歯科医院で
大規模な院内感染が起きた問題がありましたが、
I Dental Clinicでは、このようなことがないよう
スタッフ教育を徹底し、細心の注意を払っております。


投稿者 医療法人 真稜会 I Dental Clinic

アクセス


大きな地図で見る〒479-0831 愛知県常滑市錦町1-22-2
名鉄常滑線多屋駅から徒歩15分
営業時間:AM9:00~PM18:00
休診日:木曜日、日曜日、祝祭日

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